日々の暮らし

オリンピックイヤーに「年男」になります。趣味や、興味のあることの独り言です。

「タミヤ フェアレディ 280Z Tバールーフ」 作成中 その1

タミヤ 1/24 NISSAN フェアレディ 280Z Tバールーフのテールライトをリアルにする

 

 最近再販された、タミヤ 1/24 スケール特別商品 スポーツカーシリーズ No.15 NISSAN フェアレディ 280Z Tバールーフを作成しています。

 作業の備忘録の目的と、同じキットを作る人の参考になればと思い記事にして残します。

テールライトがリアルに見えるように加工

 今回は、カーモデルの「見せ場」の一つ、"テールランプをリアルにする"方法を紹介します。

 デカールがべたべたと貼ってある「競技車」の場合は、テールランプの存在は気になりません。

 しかし、普通乗用車の場合は「ボディ色」の単色の塊で、他にはタイヤと窓枠の「黒」、ヘッドライトの「メッキ」、残りは窓ガラスの「透明」で色味が少なく寂しく感じます。

 特に「白」や「黒」のボディ色では、テールライトの「レッド」、「オレンジ」に目が引き寄せられます。

 この目立つ「テールランプ」に手を入れることは効果が大きいと思います。

 

「平板」に見えるテールランプ

 ほとんどのカーモデルのテールランプは、透明なパーツの裏にほとんどすき間なく板状の平らなパーツを取り付ける構造になっています。

 ※ 最近発売されたキットでは、テールライトの反射板を再現したキットも増えた来ました。

 このキットでは反射板はメッキ加工された「板状」のものになっています。

 この反射板を「立体的」にすることで、よりリアルに見えるようにしていきます。

 

左側が「加工前」、右側が「加工後」

 左側はキットのままで無加工の状態、右側は反射板を立体的に加工した状態。

 反射板を立体的に加工することで、「影」が出きて"奥行き感が出てリアル"に見えるようになったと思います。

 無加工状態の左側はすっきりと奇麗ですが「平板」に見えるため"おもちゃ感"がでてしまいます。

 

 

反射板をテールレンズに合わせて「穴あけ加工」

 加工方法は色々と考えられます。

 今回は、この車種のテールライトの形が「ストップランプ」「ターンシグナル」「バックランプ」のそれぞれの面積が大きいので、それぞれの形にくりぬいて「アルミテープ」を張り付け「くぼませる」方法でやってみます。

左側がアルミテープを張った状態、左は「圧」を加えてくぼませた状態

 

 

タミヤのハンディリューターで穴をあける

 板状の反射板に、テールレンズの「ストップランプ」「ターンシグナルランプ」「ストップランプ」の形に合わせて穴をあけていきます。

 マスキングテープのガイドを頼りにはみ出ないように出来る限り多くの穴をあけていきます。

 

 

ドリルで空けた穴をカッターでつなぐ

 穴と穴を、デザインナイフを使ってつないでいきます。

 穴に刃を差し込んでから力を入れて「グッ」と押し込むと自然に刃が前に進んでいき穴がつながります。

 刃先が入るようになれば、薄くスライスするように削れるようになります。

 

 

ヤスリを使って形を整える

 ある程度くりぬけたら、ヤスリを使って形を整えていきます。

 あまり細くしてしまうと折れる危険があるので"手前側を細く""奥側を太く"「テーパー」を付けてけずっていきます。

 貼り付けたテープは「すり鉢状」にくぼませるのでテーパーが付いていても問題ありません。

 

 

アルミテープを貼り付けて、反射板の形にくぼませる

 くりぬいた穴にアルミテープを貼り付け、「圧力を加えると伸びる」というアルミの特性を利用して「反射板」を再現します。

 

100均などで売っている「キッチン用のアルミテープ」を貼り付ける

 アルミテープを「綿棒」を使って優しく押さえて、中央からくぼませていきます。

 こすってしまうとテープの表面に「傷」が入ってく曇ってしまうので、横方向にこすらないように注意します。

 

 

コンパウンドで磨いて曇りを除去します

 注意してもアルミテープには傷が入ってしまうので、コンパウンドで磨いて曇りを除去します。

 リューターに綿棒をセットし「ピカール」などのコンパウンドを使って磨けば曇りを除去することができます。

 

 

加工前

 少しピンボケしていますが、キットのままの状態

 

 

加工後

 奥行き感が出て、リアルになった気がします。

 ピンぼけ気味ですみません。

 

 

タミヤの「ハンディリューター」

 今回、穴を開けるのに使ったのはタミヤのハンディリューター」

 このリューターは以前から気になっていましたが、しょせん・・・という思いがあり購入には至りませんでした。

 しかし、実際に使ってみるとその使いやすさにびっくりしました。

 もっとも気に入った点は、ドリルで穴をあける際に「ドリルの刃先が停止した状態で位置決めしてから回転を始める」ことが出来ることです。

 本格的なリューターなどにはフットペダルが付いていて、ドリルの刃先を対象物にあててからペダルを踏んで回転を始めることができます。

 しかし、たいていの安価なリューターは回転を始める方法が電源スイッチになっています。

 「ビット」を使って「削る」作業の場合は回転した状態で対象物に刃先をあてる必要があります。

 しかし、ドリルで「穴をあける」際には回転している刃先をピンポイントで押し付ける作業は神経を使います。

 このタミヤのリューターは「トリガー」を引くことで回転が始まるので、しっかりと位置決めしたから回転させることができます。

 ドリルの刃先を押し付けてから回転させる方法は「堅い物質」に穴をあける際には不向きですが、薄いスチロール樹脂に大きくても2㎜程度の穴をあける際には問題ないようです。

 このリューターは、ミニ四駆と同じ規格のモーターを単三電池2本で動作させるので能力は限られますが、付属のモーターはプラモデルで使う分にはちょうど良い回転数で、しかも立ち上がりのトルクが比較的大きいものらしく不満はありません。

 ネットで紹介されている「改造」をする楽しみもあります。

※ プラスチック製の軸受けを、ミニ四駆のベアリングに交換することで回転が安定します

※ 色々な人が記事にしているので、検索すればすぐに出てきます

 

 

「その2」では、窓ガラスの内側を黒く縁取る「セラミック塗装」をする方法を紹介します。