正月に向けて、アンプ群のエースが登場
ラックスマンの「L-570z's」と「MQ-88u」
暖房機の代わりになるくらいの発熱。
L-570z'sの重量は30kg、動かすたびに腰を痛めそうになる。
バブル時代の物量投入型アンプの象徴だろう。
L-570z'sはバブル末期の1992年発売で、1989年発売の初代L-570の改良バージョン。
初代に比べて15万円もUPしている。
LUXMAN L-570Z's(ジィーズ)の仕様 ラックスマン
近年、オークションで購入しラックスマンのサービスセンターでオーバーホールしてもらった。
27年前の製品を面倒見てくれるラックスマンに感謝します。
ラックスマンの広島サービスセンターは個人の方がやっておられ、いつも大変お世話になっています。
ラックスマン以外のものでも修理の相談に乗ってくれます。
MQ-88uは真空管アンプ
これは、知人に購入1年以内のものを譲ってもらいました。
これは2011年発売のもので近年のものです。
トランジスターアンプに駆逐されたと思っていましたが、近年見直されてきたようです。
レコードの「やわらかい」音には、トランジスターアンプの「シャキッ」とした音がよかったのだろう。
CD等のデジタル音源の「キツイ」音には、真空管の「ほわっ」とした音がちょうどよいのかもしれない。
特に女性ボーカルには、真空管アンプの「強い音を強調する」特性が良い方に影響してボーカルが際立つ。
Word等で文字に「影」を付けることによって「際立たせる」のと同じではないかと思う。
「くっきり」し過ぎている感のある、「デジタル」を真空管で「ボワッ」とさせるのがよいのだろうか。
両極端な2代のアンプですが、
L-570z'sは消費電力300Wで出力は50W+50W
MQ-88uは消費電力280Wで出力は25W+25W
どちらも電気を「大食い」する。
L-570z'sのほうは、アンプの上にアルミフォイルをひいて卵をのせれば「目玉焼き」ができるという伝説を持つ。
どちらも「ゆったりとした、スケールの大きな音」がして、最新型のアンプにはないものがあります。